【前置き】 ┏                    ┓  興が乗った、下がっておれ主様…  地の理など生ぬるいであろう、我が主?  此れより、我が身を贄に天の理を示そう…! ┗                    ┛ 作りやすいのでもういっちょFate/Extraをベースにしよう、 今度はギルがメッシュだ(ぁ 俺を我と書き、歌うを謳うと書き、笑うを嗤うと書くような、 そんな痛いフレパを目指そう(白目)。 ぶっ壊れようがしったことではない。 ただしゲームバランスを無視した宝具なんてものは、 当フレパに実装されない、誠に残念である。 ――そんなこんなで「cosimic air」30分耐久を無限リピートで 聞きながら作業である。 (なお、何故か赤セイバーも混ざった。不覚である。) 【妖狐に関する予備知識】 原典ともいえる中国神話や伝説では、妖狐とは 狐が修行の果てに神様とか太陽とか月とかの力を 手に入れた狐を指す。 妖狐の尻尾は年月とともに増える。 中国的には50~100年で一本増える。 つまり九尾は1000年くらい生きている妖狐である。 なお、九尾の狐といえばイメージ的に玉藻前が出てくるが、 尻尾が九本あれば等しく九尾であり、九尾であっても、 善い狐もいれば、悪い狐もいる。 一口に妖狐といって色々呼び方があったりもするので、 調べてみると結構面白い。 【そういや九尾はなんで九?】 そういや、なんで九尾は9本の尻尾となったのかですが、 詳しい意味は見つかりませんでした。 ちなみに中国的には9は好まれる数字だそうです。 日本での9は「苦」として嫌われていますが、 中国としては「久」(ジュー)と発音が同じであり、 「永遠」等の意味を表すとして特に中国人女性に人気だそうな。 単に伝統的に「九」が好まれているだけである説が有力。 もしくは1000年という数字がキリがいい為か。 【設定とか背景の説明1】 あるじ様→主様となり、私め→儂となった。 舌足らず、というかなんとなく馬鹿だったが、 その拙い感じが無くなり、完全にロリBBAになった。 元々妖怪狐自体が年取った狐が妖力を身に着けてなったものだから 仕方ないと言えば仕方ないですね、納得しよう。 内容的には少しばかり威厳も出たが、根底は主様一直線の性格。 なお、尻尾が増えたつり合いのせいか体躯もちっさくなった。 これを質量保存の法則と言う。(大嘘) あと、カッコいいのか馬鹿なのかよくわからない感じに。 方針が謎のまま発車したせいか、何度も直すことになりました。 対外的にはギルガメッシュ、主様へは忠誠を持っているような、 そんな感じにまとめようと奮闘はしましたが、さてはて。 【設定とか背景の説明2】 仏教的な考えに、世界の誕生から終わりまでを四つに分け、 それを世界の寿命(=サイクル)と考えるものがある。 それぞれを成劫(または始劫)、住劫、壊劫、空劫と呼ぶ。 じょうこう(しこう)、じゅうこう、えこう、くうこう、である。 成劫:天体が誕生し生物などが生まれる期間。 住劫:出来上がった世界が存続する期間。 壊劫:全ての物が崩壊し、無となるまでの帰還。 空劫:全ての物が一切無くなった無の帰還。 フレパ内に登場する始劫と壊劫については、ここから拝借して おります。 ここらへんも説明無しでは伝わらないところなので記載します。 なお、仏教的な考えに地獄と言うものが存在しますが、地獄も 壊劫が来れば崩壊するので「地獄に落ちたら永遠に苦しむ…」 なんて聞いたりもしますが、そんなことはありません。 とはいえ、気が遠くなるような期間なのは間違いないでしょうが。 【愚痴】 わりかし本気で作った一尾の狐AWであるが、 こんなにも早く改定しなければならないとは思わなかった。 【雑言】 どうでもいいけど巨躯って、 ┏          ┓  並はずれて大きな体。  巨体。 ┗          ┛ って意味なわけで、じゃあ巨大の対義語は微小だから、 微躯かなるほどと思っの。 そんで意味はなんだろうって調べたら、 ┏                        ┓  いやしいからだ。  自分のからだ、また自分自身をへりくだっていう語。 ┗                        ┛ (´・ω・`)……… (´・ω・`)らんらん、ご飯吹いちゃったじゃない謝って? (´^ω^`)宇野さん間違っても微躯とか出しちゃだめよ?(フラグ) 【閑話休題】 「主様、儂は己の神性よりも、人として主様に寄り添う事を選び  ます。この霊格は今や六尾、一尾の頃に比べれば幾ばくどころ  ではなく、多分に人格も、神のソレに近くなりました。ゆえに、  この先の道程において、この身が災厄とならんこともあるでしょ  う。その時は主様が……いえ、主様に是非とも、この身の神性  を砕いていただきたく思います。不肖の妖怪狐、ことこればか  りは主様にお頼み申し上げたく思います。神性とは名ばかりの  災い。人には天災として映ることでしょう。この身は荒御魂、  抗い逃れようとしても、悪鬼となるは必然にございます」 などという妄想が捗ります。 神性とは、どれだけ神に近い存在であるかを指すものであり、 これが高ければ高いほど、振る舞いそのものが神としてのソレに 近いものになり、最終的には現象として知覚することしか、 できなくなってしまうわけであります。 そしてこれまた荒御魂、人には災いの現象として映るもの。 これ哀しき定めに有り。 ……いやー、不憫萌えって素晴らしいですね。 でも悲恋が好きってわけでもないんですよね、これが。 「……って主様? なんで尻尾を手に取っていたたたたたた!?  ちょっと、何して……え、引っこ抜く? 抜けば治る? いや、  そんな簡単な理屈じゃ、いたいいたいいたあああああああああ!  いや無理ですって!! 抜けませんって!? いやほんと、あの、  主様あああああああああああああーーーー??!!?!!?!!」 無事にすぽんと抜けました。 めでたしめでたし。 (完)