『ぷそっつ童話 その1』
□執筆:第一の亡霊
□編集:スティーナ

■原作:イソップ童話
■著者:アイソーポス(イソップ)
※注意※
パロディネタ等に耐性の無い方、許容できない方の閲覧はオススメできません。

『ウサギとカメ』
ある所に、ウサギとカメが居た。
単にウサギとカメでは味気が無いので、仮名として亡霊とスッチーと呼ぶ事にしよう。
ある時、亡霊がスッチーの足の遅さを馬鹿にした。それに怒ったスッチーは、亡霊に対してかけっこで勝負を挑んだ。
それを了承した亡霊は、たまたま近くを通りかかったシモツキツネにコースとゴールを決めて貰う事にした。
そして二人はスタート地点に並び、同じタイミングで出発した。
予想の通り、亡霊はグングン先へ行き、スッチーが見えなくなるほどまでに引き離しました。
そこで亡霊は足を止め、辺りを見渡しました。ふと眠くなったので少し寝ようと思ったのだが、生憎と枕に丁度良い石や木の幹の類が無かったのです。
亡霊は少しばかり考え、一度来た道を戻り始めてしまいました。当然、その道の途中には一生懸命走っているスッチーの姿がありました。
それを見た亡霊は、なんとスッチーを引っ繰り返して枕代わりにしてしまいました。
そんな亡霊の行動に対してスッチーは抗議をしましたが、「うるさい、眠れんだろう」と一喝されてしまいました。
引っ繰り返されて、挙句枕にされたスッチーは当然動けず、亡霊が起きるまで大変な足止めを食らう事になりました。
数時間後、すっかり夕暮れ時になった時に亡霊は目を覚ましました。
そして引っ繰り返っていたスッチーを元に戻し、正面がスタート地点を向くように調整した後、自分はゴールへと走り出していきました。
この勝負、勝ったのは亡霊でした。





『三本の棒』
ある時、霜月名夜がクロノ、79式 霧島ななこ、カーレスの三人を呼び出しました。
そして各々に木の棒を一本ずつ渡し、折るように言いました。
三人とも、簡単に折る事が出来ました。
次に木の棒を三本ずつ渡し、折るように言いました。
三人とも、フューリースタンスを使い、簡単に折る事が出来ました。
名夜は、何も言う事が出来ませんでした。





『雄鶏と宝石』
ある時、雄鶏───便宜上、霜月名夜と名付ける───は、何か使える装備は無いかとそこらを探し回った。
その時、偶然にクロームヴァイアを見つけた。
名夜はそれを見て言った。
「ほう、のいんさんや亡霊さん、レヴィさんが見付けたらさぞ喜ぶだろうな。だが俺にとっては、上等な長銃よりも使い慣れた長槍の方がずっと大切さ」
その数日後、名夜の装備する長槍の性能が上がった。





『金の斧』
霜月名夜が森林で木を切っていると、手を滑らせてしまい斧を池に落としてしまった。
途方に暮れていると泉の中から金の斧を持った第一の亡霊が出てきて、今しがた私が拾ったこの斧はお前の物か、と尋ねました。
名夜は違うと答え、一旦池に戻った亡霊は銀の斧を手に持ち、再度同じ質問をしました。
名夜はそれも違うと答え、もう一度戻り鉄の斧を手にした亡霊に、それは俺のです、と答えた。
正直な名夜に感心した亡霊は、鉄の斧を返し、現金換算で金と銀の斧に匹敵する量の薪を与えました。
スティーナは別の森林で木を切りながら、そんな話を聞いたな、と思い返していると手を滑らせてしまい斧を池に落としてしまいました。
するといきなり泉の中から09式 霧島のいんが現れ、私のケーキの上に斧を落としたのはお前か、と尋ねました。
その後、スティーナの行方を知る者は、誰も居なかった。





『北風と太陽』
ある時、北風と太陽───ナナと第一の亡霊───が、力比べをする事になった。
見た目で分かりやすい勝敗を付ける為、近くを通りかかったスティーナと霜月名夜の上着を脱がせる事が出来るかという勝負をする事にした。
まずナナがザン系テクニックを駆使し、スティーナの上着を引き千切り剥ぎ取る事に成功した。
次に亡霊がランチャー系フォトンアーツを駆使し、名夜の上着をズタズタのボロボロにし剥ぎ取る事に成功した。
決着がつかなかったが、二人の間には確かな友情が芽生えたという。